現在、妙蓮寺「本屋・生活綴方」で開催中の写真展
「That suits your immense loneliness」にお邪魔させていただきました。
矢部 真太さんは、小笠原諸島父島出身の新聞記者であり、写真家さんです。
大学生の頃に、報道写真に興味をもったことをきっかけにカメラを始めました。
現在は、地元新聞社でお仕事をされています。
写真を始めた当初は、デモやパレードなどの現場に赴き、
群衆の写真を撮ることが好きだったという矢部さん。
エネルギー溢れる動的な写真を得意とされていましたが、今回の展示では一転して、
一人ひとりと向き合い、ゆったりとした時間の中で写真を撮られています。
このような写真を撮るようになったのは、
2年前に、同じく「本屋・生活綴方」で開催した個展「この街で」がきっかけでした。
「この街で」は、矢部さんがお住まいの横浜を舞台に、
すれ違う人々を撮影したポートレートを展示していましたが、
今回は舞台をアルゼンチンのパタゴニア地方に移し、旅先で出会った人や風景の写真が展示されています。
撮影に使用したカメラは、40年前に製造されたフィルムカメラで、
フィルム1本で撮れる写真は、たった10枚まで。
そのため、撮り直すことができず、
展示されている作品のほとんどが1発勝負だったそうです。
展示されている作品からは、その人の人となりや温かさを感じることができます。
矢部さん:「写真を見てもその人がどんな場所でどう過ごしているか、わからないと思います。
だからこそ、他者に対して想像することができる、これこそが写真の魅力です。」
また、今回は展示と併せて「妙蓮寺まちなか撮影会」も開催されています。
妙蓮寺のまちで、記事内でもご紹介したフィルムカメラを使用して撮影していただけます。
今回は、窓際編集長・酒井を撮影していただきました!
光の入り具合を考えながら立ち位置を微調整して、
表情や姿勢まで丁寧に指導してくださいます。
撮影は、デジタルカメラでのテスト撮影後に、フィルムカメラで撮影してくださいました。
完成したお写真がこちら。
馴染みのある場所で、良い表情で撮影していただくことができ、
窓際編集長もとても気に入っていました!
※撮影は中判フィルムでの撮影ですが、こちらは作例のためデジタルでの撮影となります。
ご興味のある方は、ぜひこの機会に「本屋・生活綴方」を訪れてみてください。
詳細やご予約は、こちらからご確認ください。